2017.1.14 町内活動(地域活動1)
たとえどの町に住んでも住人としての役割がある。身近な話としては、ゴミ出しのルール(分別)を守る。防犯・防災活動に定期的に参加することなどだ。
他にもボランティアで地元の公園などを清掃する住人も多い。そいう意味で生活共同体に加わることになる。
今でも夏祭りなどは町内単位で行われる。神輿や山車などは各町内に置き場があり、祭りになると多くの住民が参加する。盆踊りなどと合わせて地元の風物詩を描いてくれる。
その地に住むということは、そこの先住の人たちに溶け込む姿勢が大切である。そうすることは割合難しい。私の地域との関わりは極めて希薄である。それは年齢による肉体的衰えもあるが、以前にも言ったように酒が全く駄目だということから、何かにつけ酒の付き合いの多い地域の集まりへの参加を嫌っていることも事実だ。
それで済むとは思っていないので、では何か地域の人に溶け込む手立てはないかと考えた。せいぜいご近所の人に道で逢ったら、愛想よく笑顔で「こんにちは」ぐらいの挨拶はできそうだ。ゴミを拾って歩くというところまでは行かないが、町を汚さないという心得ぐらいは持てそうだ。
そんな小さな行為の積み重ねが地域に溶け込む糸口になるかも知れない。
住環境も地域との結びつきにとって大きな要因となる。私はこの地に住んで35年ほど経つが、マンションという一つの囲いの中で暮らす者は、中々地域に溶け込めずにいる。ここが建つ前、マンション建設に反対もあったということから地元にもよそ者という感じを抱いている人も多いだろう。
その傾向は、他にもある。この地域一体が駅近という利便性もあって、独身者向けアパートが毎日のように建てられている。
ここに移り住む新住人は寝に帰る場所でしかないから、地域との関わりは面倒臭いと思うだろう。終の棲家とする人との意識は全く違うだろう。知り合いの他の場所の町内会長さんが言うに、冒頭に記したように「ゴミ出しのルールを守らない。町内会費が集め難い」などという話もある。地域を生活共同体と受け止めることは難しいのが実情だ。
次回は地域共同体(村など)がどう生まれたかなどについて考察したい。
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